【インテグラル理論の四象限の図】
いちなるもの(ワンネス)は、すべてがひとつながりのものであるということだ。
「私は宇宙の一部である = 宇宙と私はひとつながりのものである = 宇宙は私の一部である」という感覚。
先月、エネルギーワーク中に、宇宙創成のビジョンを視た。
私であり、あなたであり、存在するすべてであるワンネスは、揺らぎ、遊びから、宇宙のクリエイションを行った。
空の暗黒に、銀色の粉をふりまいたような無数の星がきらめき、まるく拡がっていった。
ワンネスは、美を知り、喜びを覚え、豊かになり、時間が生まれた。
それから、ピュアな探究心をもって、いくつも宇宙を創った。
そうして、ワンネスは、自らその宇宙の中に入り、内側からクリエイションを行うことにした。
私たちが生きるこの世界でクリエイションを行うものは、すべてワンネスの欠片であり、私、あるいはあなたとひとつながりのものなのだ。
幼児がピュアで無邪気な好奇心を持って、クリエイションに没頭している姿には、宇宙を創造した時の在り方が体現されている。
この世界でクリエイションを行うものは、みなワンネスの分子として活動しているのだ。
エントロピー増大の法則というのがある。
すべてのものは、放っておけば無秩序の状態、崩壊へと向かう。
ワンネスの分子は、クリエイションの力を使って、エントロピーの増大にあらがう(=ネゲントロピー)。
左象限は、形のない世界で、カイロス時間の中にある。
右象限は、形ある世界で、クロノス時間の中にある。
右象限は現在にあり、左下象限は過去から積みあがって現在につながる。
左上象限は時空を超えている。
4つの象限のすべてを統合し、クリエイションを行うことが、いちなるものの分子であるわたしたちのミッション。
右下象限は、構造と秩序(Order)を与えることによって、ネゲントロピーに寄与する。
Orderという言葉には、配列、順序、秩序、命令、体制などの意味があるが、これが右下象限の核であり、元初の時にワンネスが宇宙を生み出したOrderのこだまである。
これによって、物質界のものは組織化・結晶化し、形が与えられる。
右上象限は、クリエイションの結果、形を与えられ顕れたものの領域。
しばしの間、この現在の領域にとどまるが、時間の経過とともに、エントロピーが増大し、秩序と構造が徐々に失われ、崩壊していく。
左上象限は、天の領域。
いちなるもの(=ワンネス)の分子である「私」の核心であり、天に属するもの。
時空を超えた無限の宇宙に帰する。
クリエイションのOrderを出す意思の場。
真のスピリチュアリティはワンネスと私との関係性だから、内なる神はここの領域。
左下象限は、地の領域。この地球の三次元の時間に根をはる。宗教・信仰もこの領域。
過去から連綿とこの地球でクリエイションを行い、土に還っていったものたちによって築かれた巨大な土のピラミッドの上に我々は立っている。
そのピラミッドから養分や力、想いや祈りや願いのバトンを受け取り、クリエイションにつなげる。
ヒンズー教には、破壊を司るシヴァ神、創造を司るブラフマー神、維持保存を司るヴィシュヌ神がいる。
私たちの体の中にも、この三柱の神の力が働いている。
シヴァ神の力は、古くなった細胞を破壊し、ブラフマー神の力が、新しい細胞を生み出す。
ヴィシュヌ神の力は、身体のホメオスタシスを管理し、健康ですこやかな生命活動を維持する。
三柱の神は我々の体の中で、心臓の鼓動の太鼓にあわせ、輪になってぐるぐる踊り続ける。
フラクタル構造とは、全体を小さな部分に分解した時に、全体と同じ構造が見られるものをいう。
ワンネスと宇宙、個人と地球、また、私たちの身体の内でも、破壊⇒創造⇒維持保存⇒破壊⇒創造⇒維持保存・・・という無限の循環が起こっている。
様々な色の光を重ねれば、真白の光となっていく。それが、クリエイションの世界。
破壊によるエントロピー増大は、創り出されたものを混沌の闇へと還す。
ここに書きちらしたことを体感できるような催眠誘導文を創って、どこかで公開できたらなと思っている。
来年の課題。