除霊は憑いてる霊を外すもの。浄霊は憑いてる霊を良い状態に導いて天に還すもの。

 

 エネルギーワークをやっていると、年にほんの数件だが、除霊・浄霊をする機会がある。除霊は生霊や動物霊、まれに妖怪なんかが憑いてる時で、亡くなった人の霊の場合は浄霊をする。くっついている霊に縁のある神様に迎えに来てもらって、導いてもらう感じ。あくまでもエネルギーワークの一環なので、ものすごい悪霊が憑いてた場合は、神社とかでお祓いしてもらうことになるけどね(これまで、そこまでのはなかった)。

 

 10年くらい前、海外旅行に行ったとき、ホテルで同室だった友人(女性)が夜中に野太い男の声で「おおおおぉおぉ〜、おぉおおぉおおぉ〜」ってうなりだしたことがあった。「なんか拾って来ちゃったな」と思って、買ったばかりのゴーストバスタースプレーを使おうかとも思ったんだけど、暗がりでスーツケース開けて出すのが面倒だったので、見なかったことにして、そのまま寝ちゃった。浄霊しようにも、相手はオールドインディアンの霊で、言葉通じないし、信仰してる神様もわかんないから、浄霊できそうもなかったし。

 

 Udemy講座【 無意識のメンテナンス教室 】にフィードバックがあったんだけど、「桃源郷探訪」っていう催眠誘導は、除霊&悪霊除けにも使えるそうだ。幽霊はエネルギー体だから、人の【意】に従う性質があるので、意識のワークで対処可能なんだよね。相手の霊の宗教問わず、外して、その後に四方四神(青龍・白虎・玄武・朱雀)にプロテクトしてもらって、二度とくっつけなくなる仕様になってるし、私の言霊のパワーで、さらにドン!「憑かれやすい人は、海外旅行のお供にぜひどうぞ」って売り込めるなぁ。 桃も強力な魔除けだしね。

※ Udemyはスキマ時間にオンライン動画を観て学べる講座のポータルサイトです。購入したコースは、無期限で利用OK。

 

オリジナルの催眠誘導5本を収録したUdemy講座【無意識のメンテナンス教室】が完成しました!いつでもどこでも何度でも、必要な時に使っていただける聞くだけシャドーワーク。

(シャドーワークというワードをご存じない方が多いだろうということで、わかりやすく【無意識のメンテナンス】にしました。)

 

・ピカピカの肝っ玉:

 肝のすわった物事に動じない人になる。

 

・桃源郷探訪:

 知らないうちに背負ったネガティブなものを手放し、新しい才能を手に入れる。

 

・どちらにしようかな?

 AとBの選択肢を設定し、未来巡行で数年後の自分を見てみる。

 

・愛と祝福の読みきかせ

 基本的信頼の土台を築く。

 

・もうひとりのあなた

 パラレルワールドで別の人生を生きる自分を見てみる。

 

すでにYoutubeで公開している「愛と祝福の読みきかせ」と「パラレルワールド(もうひとりのあなたにタイトル改変)」も入っていますが、ソフトで加工して音質がクリアで聞きやすくなっています。BGMはGaregeBandで手作り。

 

受講料金は27800円ですが、催眠療法は1回15000〜20000円が相場ですので、5種類の催眠誘導を何度も使えるなら、相当お得だと思います。

 

ここのブログのファンの方には、かなり刺さる内容になっていると思います。

未来のために種まきをする内容のものは、受講してから数年後に効果がでたりするので、早めの受講をオススメします。

よろしくお願いします。

 

Udemy 催眠療法コード

 

 

 

 

意識と無意識の図

 

 無数にある未来の中から選んだものを、いま現在にある魂・意識・肉体が三位一体となった器が受け止め、現実化する。それが過去へと流れていく。時間の流れが、未来から現在を通過して過去へ向かうといわれるのは、そういうこと。

 

 どんな未来を選択するか、それを受け入れるだけの器ができているか。器が受け止めきれないものをキャッチしようとしてもうまくいかない。器以上のものを無理に手に入れようとしたら、体を壊したり、スピリチュアルエマージェンシーにおちいったりする。

 

 すばらしい未来を望んで神頼みして回っても、それを受けとるための器を自分が用意できていなかったら、どうにもならない。

 

 日ごろから、肉体・意識・魂の連携・調和・バランスを整える取り組みをしておかないと、器ができていないせいで、望む未来が手に入らない。器をつくるには、毎日毎日の積み重ねが必要だし、年単位で時間がかかる。

 

 自分ではなく、自分以外の誰かを変えることで、自分の未来が変わると信じている人も多いが、誰かが変わっても、未来を受け取る自分の器はなんら変わらない。一時的にうまくいって見えても、最終的に破綻することになる。

 

 自分の器は自分で作る以外にない。ただ、自分の状態を客観的にみてフィードバックしてくれる人や、必要な知識・スキルを提供してくれる人、足場掛けをしてくれる人、同じ状況で前に進もうとがんばっている仲間などは、たくさんいた方がいい。特に無意識・超意識領域のシャドーワークは、自分の意識でわからない・つかめないものだから、自分ひとりで取り組むのは無理だ。

 スーパーバイザーの先生(SV)が30年前、米国で臨床心理学を学んでいた頃、共依存についての本は、スーパーのレジ横のガムとか置いてあるコーナーに普通に並んでいて、共依存の自助グループもたくさんあったそうだ。自分をしっかり主張する事が求められる個人主義が強い米国では、集団主義優勢の日本以上に、共依存は問題視されるらしい。

 

 日本では、共依存を問題と考えて取り組む人が少ない。

 

・共依存の人が多すぎてマジョリティになっているせいなのか?

・投薬で治らない性質のものだからなのか?

・共依存脱却を支援できる腕のある支援者が少ないせいなのか?

・時間と手間がかかりすぎて、商売にならないせいか?

 

・・・などと仮説を立てていたのだが、SVによると、日本に共依存を紹介した精神科医(とその人に追随する臨床心理師)が、業界の嫌われ者だったせいで、みんなそっぽを向いてしまったという経緯があったらしい。いやはや。

 

 共依存の人は、自立していない。自分ひとりで自立して生きていけないから、誰かに頼る。自分で自分のニーズや不安を満たせないから、誰かに満たしてもらって生きている。自分を満たしてくれることを、愛情と思っている。それで、自分の幸不幸は、自分次第ではなく、周囲の人次第になってしまう。それがあるから、無意識に、他人を自分の思い通りに動かそうとする。

 

 日本語には主語がないため、意識されにくいが、共依存の人たちは、自立した個人としての「私」(I)ではなく、「私たち」(we)として生きている。個としての自分がない。見た目は立派な大人でも、精神的に独立分離できておらず、誰かと癒着したまま暮らしている。

 

 共依存の人は「みんな一緒」「みんな平等」を良しとする。良いことがあっても、悪いことがあっても、平等にそれを分かち合うのが当たり前なのだ。だから、誰かに良いことがあったとき、自分におすそ分けが来なければ「不公平だ!」と怒る。自分に悪いことがあったら、みんな一緒に肩代りしてくれなければ「不公平だ!」と怒る。彼らの「平等」はとても怖い。

 

 彼らはいつでも「私は悪くない」と言えるよう、自分で決断しない。マニュアルを順守して従うか、誰か偉い人に決めてもらって、命令通りにする。そうすれば、自分が責任を負わずに済む。どうしても、責任を押し付ける相手がいなければ、運が悪い(意地悪な神様が悪い)という。

 

 彼らは問題が起こった時、頼れそうな誰かに相談する。【私】の問題を【私たち】の問題にして、自分には解決する力がないからと、責任を押し付けたり、丸投げするわけだ。それでうまくいったら、「あの時は、ありがとう。あなたに助けてもらったおかげで、なんとか乗り越えられたわ。また、お願いね」と言って、次も自分で取り組まずに頼む。うまくいかなければ、文句を言って「あの時、あなたのせいで、私は酷い目にあった」と言って罪悪感を植え付け、「汚名挽回のチャンスをあげる」てなことを言って、再度利用する。それでも、自分では無責任と思っていない。

 

 神に対する態度も同じ。共依存の人は、神とも共依存関係を結ぼうとする。神に問題を丸投げして解決してもらおうとする。

 

 Heaven helps those who help themselves.

 人事を尽くして、天命を待つ。

 

「神社で神様に願い事をしてはいけない」なんていうが、あれは共依存的な丸投げがダメという話だ。地上世界に生きる人間としてできる限りの事をやり尽くした上で、天の力でしか叶わないところをよろしく頼むと言うのであれば、神も喜んで手を貸す。

 

 もし、夢を叶えるため、毎日毎日ものすごく頑張ってる人を見たら、無償でも応援したくなるだろう。しかし、何の努力もしてない人が、たった五円ぽっち寄越して、面倒な頼み事をもちかけてきたら「何だコイツ、舐めとんのか!」となる。神様だって同じだ。

 

 SVによれば、毎月きちんとセラピーを受けて、共依存脱却に取り組んでも、20年くらいかかるのが普通。10年で脱出できたら、大したものなんだそうだ。共依存の人は、だいたい家族も共依存状態で、友人も共依存的な人が多い。同調圧力が強いし、自分の問題と他人の問題を分けるための境界がなかなか作れない。共依存の人は平等の名の下に、みんなが同じ価値観を持って一体化した状態でいる事を好む。自分らしさや独自性は、ジコチューと非難され、つぶされる。

 

 生活の自立、社会的自立、経済的自立、精神的自立、境界、責任感、決断力、論理的思考、自分軸の確立などなど、課題は山積みだ。そして、20年もかかるなら、今すぐセラピーを始めてもらわないと、私の引退に間に合わない。

 スーパーバイザーの先生に「ワンネスは宇宙を創造した時、美を知った。」って話をしたら、「ギリシャ語で美はコスモスで、宇宙と同義だよ」と教えられた。しかも、帰宅後に調べてみたら、コスモスには秩序の意味もあるらしい。こないだの投稿の通りじゃないか!


 真善美という言葉があるが、真と善は地上界的なもの。美についても、地球人の美とはズレがあって、どちらかといえば、バリエーションが豊かであることがワンネスの美。人はその人にしか出せない色を出してクリエーション活動にいそしむのが良い。


 色即是空 空即是色


 空はワンネス、色はワンネスの分子である私たちそれぞれ。そして、私たちはワンネスそのものでもある。


【インテグラル理論の四象限の図】

 

インテグラル理論四象限の図

 

いちなるもの(ワンネス)は、すべてがひとつながりのものであるということだ。

「私は宇宙の一部である = 宇宙と私はひとつながりのものである = 宇宙は私の一部である」という感覚。

 

先月、エネルギーワーク中に、宇宙創成のビジョンを視た。

私であり、あなたであり、存在するすべてであるワンネスは、揺らぎ、遊びから、宇宙のクリエイションを行った。

空の暗黒に、銀色の粉をふりまいたような無数の星がきらめき、まるく拡がっていった。

ワンネスは、美を知り、喜びを覚え、豊かになり、時間が生まれた。

 

それから、ピュアな探究心をもって、いくつも宇宙を創った。

 

そうして、ワンネスは、自らその宇宙の中に入り、内側からクリエイションを行うことにした。

 

私たちが生きるこの世界でクリエイションを行うものは、すべてワンネスの欠片であり、私、あるいはあなたとひとつながりのものなのだ。

幼児がピュアで無邪気な好奇心を持って、クリエイションに没頭している姿には、宇宙を創造した時の在り方が体現されている。

この世界でクリエイションを行うものは、みなワンネスの分子として活動しているのだ。

 

エントロピー増大の法則というのがある。

すべてのものは、放っておけば無秩序の状態、崩壊へと向かう。

ワンネスの分子は、クリエイションの力を使って、エントロピーの増大にあらがう(=ネゲントロピー)。

 

左象限は、形のない世界で、カイロス時間の中にある。

右象限は、形ある世界で、クロノス時間の中にある。

右象限は現在にあり、左下象限は過去から積みあがって現在につながる。

左上象限は時空を超えている。

 

4つの象限のすべてを統合し、クリエイションを行うことが、いちなるものの分子であるわたしたちのミッション。

 

右下象限は、構造と秩序(Order)を与えることによって、ネゲントロピーに寄与する。

Orderという言葉には、配列、順序、秩序、命令、体制などの意味があるが、これが右下象限の核であり、元初の時にワンネスが宇宙を生み出したOrderのこだまである。

これによって、物質界のものは組織化・結晶化し、形が与えられる。

 

右上象限は、クリエイションの結果、形を与えられ顕れたものの領域。

しばしの間、この現在の領域にとどまるが、時間の経過とともに、エントロピーが増大し、秩序と構造が徐々に失われ、崩壊していく。

 

左上象限は、天の領域。

いちなるもの(=ワンネス)の分子である「私」の核心であり、天に属するもの。

時空を超えた無限の宇宙に帰する。

クリエイションのOrderを出す意思の場。

真のスピリチュアリティはワンネスと私との関係性だから、内なる神はここの領域。

 

左下象限は、地の領域。この地球の三次元の時間に根をはる。宗教・信仰もこの領域。

過去から連綿とこの地球でクリエイションを行い、土に還っていったものたちによって築かれた巨大な土のピラミッドの上に我々は立っている。

そのピラミッドから養分や力、想いや祈りや願いのバトンを受け取り、クリエイションにつなげる。


ヒンズー教には、破壊を司るシヴァ神、創造を司るブラフマー神、維持保存を司るヴィシュヌ神がいる。

私たちの体の中にも、この三柱の神の力が働いている。

シヴァ神の力は、古くなった細胞を破壊し、ブラフマー神の力が、新しい細胞を生み出す。

ヴィシュヌ神の力は、身体のホメオスタシスを管理し、健康ですこやかな生命活動を維持する。

三柱の神は我々の体の中で、心臓の鼓動の太鼓にあわせ、輪になってぐるぐる踊り続ける。

 

フラクタル構造とは、全体を小さな部分に分解した時に、全体と同じ構造が見られるものをいう。

ワンネスと宇宙、個人と地球、また、私たちの身体の内でも、破壊⇒創造⇒維持保存⇒破壊⇒創造⇒維持保存・・・という無限の循環が起こっている。

 

様々な色の光を重ねれば、真白の光となっていく。それが、クリエイションの世界。

破壊によるエントロピー増大は、創り出されたものを混沌の闇へと還す。

 

 

ここに書きちらしたことを体感できるような催眠誘導文を創って、どこかで公開できたらなと思っている。

来年の課題。

「お肌のケア、何使ってます?」とちょいちょい聞かれるので、まとめてご紹介。

 

パックスナチュロンクリームソープ

 

お風呂石鹸はパックスナチュロン。顔も体もこれで洗っちゃう。ちなみに、シャンプー・リンスはキュレル。

 

EGF美容液

 

お風呂あがりには、EGF美容液を2滴ほど顔にのばしてから、アルブロEGマスクを貼りつけて10分くらいパック。しっとりして、シワが消えます。

 

アルブロEGスムースフェイスマスク

 

EGFは皮膚細胞再生速度が爆上がりして、肌の老化が抑制されるという話。パック後は、パックに残った美容成分を首とか腕とかに塗れるだけ塗ってからポイ。

 

ケシミンクリーム

 

仕上げに、何かクリームを塗っときます。今使ってるのは、夏に買ったケシミンクリーム。

 

プロテオグリカンコラーゲン

 

内側からのケアとしては、毎朝ココアにプロテオグリカンコラーゲンを大さじ1杯。

 

セラピストは手が命ですが、手荒れの1番の原因は、キツい成分の台所洗剤。私は台所石鹸で鍋も食器も洗います。

 

台所用せっけん

 

洗いもののあとは、パックスナチュロンハンドクリーム。一瞬で肌にしみ込んでしっとり。べたつきません。

 

パックスナチュロンハンドクリーム

 

持ち歩きに便利なミニサイズもあります。香り付きもありますが、仕事の時は無香料。

 

パックスナチュロンハンドクリーム ミニ

 

1番のケアは十分な睡眠です。どんなに良いものを使っても、睡眠不足が続いたり、睡眠の質が悪かったら、お肌だけでなく、身体ボロボロになっていきます。休息大事!

 催眠療法をやっていると、妊婦の感情がお腹の子にとりこまれ、その子の人生に強く影響することがあるのを実感する。催眠療法講座で胎内回帰のワーク中に、母親の不安を切り離すやり方を習ったが、思っていた以上にこれが必要な人が多い。「妊婦が火事を見ると、赤あざのある子が生まれる」なんて話があるが、あれはお腹の子に負の感情やショックを与えないための教訓なんじゃないかな。

 

 妊婦の感情は、体液中の各種ホルモンを通じて、子どもに共有される。怒り、憎しみ、悲しみ、妬み、不安などのネガティブな感情が、母と一体化している胎内の赤ちゃんに、防ぎようもなく入り込み、「これから生きていく世界は、こういうところだ」と準備をさせてしまう。

 

 米国の心理学者エリクソンによれば、人生最初の発達課題は、基本的信頼の獲得で、だいたい生後1歳半くらいまでに達成される。基本的信頼は、親をはじめとする人間と世界に対する信頼と、自分自身に対する信頼で、その後の人間関係のベースとなるものだ。


 胎内にいる10ヶ月の間に、母親のネガティブな体験が共有されると、基本的信頼の獲得が難しくなる。基本的信頼ができてなかったら、その後、どんなに一生懸命頑張って努力しても、自己信頼感も自己効力感も高まっていかず、ダメな自分と、厳しい世間の中で、つらい人生を送ることになる。

 

 両親が幸せいっぱいで結婚して、社会的・経済的に夫婦生活が安定し、赤ちゃんをむかえる万全の準備ができていて、すべての人から祝福されて生まれてきた子どもならば、基本的信頼を獲得するのはたやすいかもしれない。しかし、そう理想通りにはいかないだろう。


 例えば、独身女性が妊娠したら「産むか、おろすか?結婚するか、シングルマザーで育てていくか?」という決断を迫られることになる。感情が大荒れになる場面がゼロということはまずないだろう。

 

「男の子が欲しかった。女の子なんかいらない。」

「女の子が欲しかった。男の子はもういらない。」

「子どもができなければ、結婚しないで済んだのに。」

 

 もしも、親や親類がお腹の子に聞こえるところで、このような言葉を言い放ったら、これから生まれてくる子どもの存在を否定することになる。それが原因で、自己無価値観にさいなまれるケースはよくある。


 核家族化によって、母親がはじめての出産を見知らぬ土地で、誰のサポートも得られず、ひとり手探りでやらないといけないとか、経済的な不安があるとか、妊娠中の奥さんを放っぽって夫が遊び歩いているとか、妊婦の感情がネガティブに傾く状況はいくらでもある。親が「そんなのはよくあることで、大したことじゃない」と軽く考えていることが、子どもの心に消えない傷あとを残してしまう。

 

 妊婦がゴキゲンで毎日楽しく快適に過ごせることが、とても大切だ。まあ、でもそんなのはほぼほぼ無理だろうから、それなりに大きくなったところで、胎内回帰ワークを受けて、母親から取り込んでしまったネガティブなものを解消し、基本的信頼を取り戻すようにした方がいい。

 

 ありのままの自分を愛せない、誰も信用できないという人は、大抵ここらへん芋づる式に地雷がいっぱい埋まっているので、早いうちに催眠療法とか、受けておいた方がいいと思う。

去年から、サボテン、ハオルチア、エアプランツなどを育てている。原産地と日本では、気候も土壌も全然違うので、生育環境を整えてやらないといけない。サボテンは最も進化した植物と言われていて、灼熱・極寒・乾燥にさらされる過酷な砂漠の環境に適応しているが、DNAに刻まれた環境とまったく違う高温多湿な日本では、管理が悪いとあっさり腐って枯れる。ハオルチアやエアプランツも同様。

 

置き場所、温度、日照、湿度、水やりの頻度、風とおし、土、鉢の大きさや素材、病害虫など、品種によって、個体によって、時期によって、植物の状態を見ながら、こまめな環境調整と手入れが必要だ。物言わぬ植物をしっかり観察し、何が足りないのか、何か過剰なのか、何を求めているのか考える。一戸建ての庭なのか、高層マンションのベランダなのか、北海道なのか、九州なのか・・・・住んでいる場所によって、最高気温や最低気温がかなり違うから、本に書かれているマニュアル通りにやっても、なかなかうまくいかない。

 

Youtubeで生産農家さんが、初心者向けに管理方法や植え替え、状態が悪くなった場合の対処法を紹介してくれている。植物系YouTuberの動画もたくさんあるが、中には酷いのもあって、ユーフォルビアをサボテンだと言ってたり、明らかに間違った情報を伝えていたりすることもあるので、要注意。

 

1番不快なのは、農家さんが何年もかけて育てた立派な美しい株を買っては、ダメにする事を繰り返している人。外に置き去りにして寒さで枯らしたり、日当たりの悪い場所において徒長したからと頭をちょん切ったり。失敗から学んで、ガーデナーとしての自分を育てるのではなく、ひたすら消費していくだけ。

 

そういう人が職場の上司だったら・・・と想像すると、ゾッとする。仕事でも同じことをするだろう。面接で1番高スペックな学生を採用して、合わない環境で合わない仕事をさせて、潰れたら、チェンジ。使い捨てを繰り返す。

 

海外の映画で、大企業のCEOが盆栽を手入れしているシーンが出てきたりする。「個人をよく見て、個性を育てる」というのは、大切なことだ。個別の性質を見極め、双方にとってwin-winになるよう管理をする。リーダーシップやマネジメントの能力を高めたい人は、盆栽やサボテンを趣味にするのがいいんじゃないかと思う。

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

 

 『モラトリアム人間の時代』で小此木啓吾さんが、いつまでも独自の自己を確立した大人になろうとしない人(=モラトリアム人間)の増加に警鐘を鳴らしたのは1978年の事だった。

 

 モラトリアム人間は、精神的な独り立ちができていない。大人になりきれていない。家族に依存したり、奉仕することが、家族愛に変換されている。

 

 当時、モラトリアム人間と呼ばれた人たちのほとんどは、その後、モラトリアムを継続したまま結婚し、子どもを育てた。

 

 子どもは親の生き方を手本にして育つ。モラトリアム親の下で育つ子世代も、精神的自立を完了しないモラトリアム人間になる可能性が高い。我を通さず、親の言う事を素直にきくよい子だが、自分がない。孤独に耐えて自分を通す力が養われない。困ったときは、親や周囲の人に頼る。

 

 最近、モラトリアム第二世代に育てられたモラトリアム第三世代が、親の操り人形にされた苦しみ、怒り、悲しみ、絶望を抱えて相談に来られる。

 

 子育てを生きがいにしてきたモラトリアム専業主婦は、子どもが巣立ってしまったら、自分の存在価値が失われてしまう。ユングは母親の暗黒を「呑み込む太母」と言ったが、大人になりきれていない未熟な母親は、子の自立を妨げ、独占・束縛して、自分のかわいいお人形にしてしまう。愛玩児というやつだ。もしくは、子どもを精神的にたたきのめし、自分の支配下に置こうとする場合もある。隠れ虐待だ。ひきこもり人口146万人の原因の一端は間違いなくここにある。

 

 日本社会はモラトリアム人間だらけだから、モラトリアムな生き方があたりまえとして支持されてしまう。自己を確立しようと主体的に自分の独自性を主張する人間は、ジコチューのレッテルを貼られ攻撃される。出る杭は打たれる。抜けがけは許されない。

 

 モラトリアムを脱出しようと動き始めたクライエントが、まず、ぶつかる壁は、自分に中心を置く芯の通った人間になることと、ジコチューの違いがわからないという点だ。

 

 モラトリアム親は、我が子の個性的な在り方をジコチューの名の下につぶしてしまう。「そんなのおかしい!」子どもの人生を呪縛するモラトリアム親の呪いのような言葉を、子どもは親の愛として受け入れてしまう。それをひとつひとつ解除することが、今の私の仕事の中で結構なウエイトを占めているように思う。

 

 まっとうな自己実現は、我欲の炎が消え去らなければ、見えてこない。アイデンティティを確立するとき「私は何者か?」という問いが立てられ、本来の自分の魂が求めてやまないものと我欲(エゴ)との仕分けが行われる。アイデンティティの確立を猶予し続けるモラトリアム人間は、自分と向き合うことをせず、世間様の顔色をうかがって流されて生きている。我欲に吞み込まれ、病理と化せば、ジコチューに堕ちる。

 

アイデンティティを確立した大人

・自分で自分を満たす。

・欠点も含め、自分のすべてを受け入れ、いつくしむ。

・自分は唯一無二のかけがえのない存在。

・四象限のすべてを見て考え、決断する。

・自分の人生に起こるすべてのことに責任を持つ。

・自分と他人との境界がはっきりしている。

・自分の未来のためにしあわせの種をまき、育てる。

・自分独自の生き方を大切に守るとともに、他人の生き方にも敬意を払う。

 

ジコチュー

・自分は空っぽ。他人を使って自分を満たす。

・自分は特別な存在で完璧だというファンタジーを生きている。

・都合の悪い現実はスルーする。

・本当は自分を愛せない、受け入れられない。

・人に奉仕させることで、自分の存在価値を確認する。

・人に対する敬意がない。人をモノ扱いする。

・人とのつながりは、支配ー依存関係。

・自分と同意見でない人は敵。

・無責任。悪いことは誰かのせい。自分は被害者。

・物事の判断や段取りは誰かに丸投げ。文句だけ言う。

・自分は世界の中心。世界は私のもの。自他境界がない。

・しあわせは与えられるもの、もしくは奪うもの。自分が努力して創るものと思ってない。

・自分がどう感じるか(左上象限)だけで物事を決める。

・いつでもどこでも主役になろうとする。

 

 キリスト教の教えに七つの大罪というのがある。その七つとは、嫉妬、傲慢、怠惰、憤怒、強欲、色欲、暴食。真性のジコチューは、こういうものに憑りつかれている。彼らのいう自己実現は、富と権力を手に入れ、エゴイスト人生を誰にも邪魔させない事だ。

 

 アイデンティティを確立した人は、自分が何者かわかっているし、自分は自分以外の何者にもなれないことがわかっている。自分の中にメラメラと欲望の炎が燃えているわけではないので、必要以上を求めることもない。「こういう自分に育てたい」という具体的な目標を設定し、いま現在の自分の状態を見極めて、マイルストーンをひとつずつ時間をかけて淡々とクリアしていく。

 

 モラトリアム人間は、現実の自分に直面することを恐れ、素敵な私を夢見るだけ。自分を良く見せる努力はしても、じっくり時間をかけて計画的に自分を育てることはしない。すべての不幸が降ってわいた災難であるように、すべての幸運も降ってわくものと思っている。個育て(自分育て)をして、自らの着実な努力で達成しようとしない。ただし、自分を幸せにしてくれそうな人に媚びることには熱心だ。自己主導で自分を変える努力をするのではなく、受け身で誰かに良い状態に変えてもらおうとする。

 

 一方、自分より格下と認識した相手には、容赦ない。なめられてはいけないので、絶対に褒めない。何かしら文句をつけて、自尊心を切り刻んだり、罪悪感を植え付ける。部下や子どもにこれをやる親がどれほど多いことか。

 

  日本は、家庭でも学校でも、子育てといえば、知育、すなわち、学校の勉強ができる事、新しいスキルや知識を身に着け、良い成績が取れる事になってしまっている。有名大学に入り、大企業に勤めて、しっかり稼げるようになれば、大成功。しかし、十分な稼ぎがあることは、経済的自立であって、精神的自立とは別問題。


Calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>

にほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へ

Archive

Mobile

qrcode

Selected Entry

Comment

  • 有の世界、無の世界
    l
  • 共依存の檻
    tomoe

Link

Profile

Search

Other

Powered

無料ブログ作成サービス JUGEM