そのままでいいんだよ(1)

 魔女友Cちゃんから、電話ヒプノセッションの内容をまとめてブログにアップしておくよう言われたので以下覚書。

 Cちゃんは職場でOA機器に囲まれて仕事をしていた時、急に胸が苦しくなったという。その理由を聞くために、ヒプノの中でお医者さんを呼んでみた。現れたのは法王のような服装をした存在。彼に質問してみると、春からの生活の変化に何とか適応しようとしているのだが、脳の方に栄養が足りていないため、司令塔がうまく機能せず、体が暴走しているという。彼女の脳が必要としているのはDHAなので、まぐろを食べるようにとアドバイスされた。脳という司令塔を使いこなすこと。脳が機能するとメカニズムが変わり、変化に対応できる体になるそうだ。

 実はこのセッションの2日程前、私は本屋で偶然見つけた「心の病は食事で治す」という本を読んでいた。分子整合精神医学の本なのだが、彼女の中の法王様が言ったのと正に同じことが書かれていた。脳の60%は脂肪で構成されているので、どんな油を食べるかで脳の具合が変わってくる。脳の細胞は脂肪で作られた膜で覆われているのだが、良い油を食べていると、この膜がやわらかく、伝達がスムーズに行く。DHAなどの魚油、アマニ油、エゴマ油などオメガ3脂肪酸の多い油を脳は喜ぶ。ところが一般的に健康オイルと称され売られているリノール酸100%の油ばかり摂っていると、膜が固くなって脳内の電気信号が漏電するやら、栄養がちゃんと届かないやらで、脳の働きが低下する。ひどくなると、うつなどの心の病を引き起こすこともあるという。

 さて、せっかく健康について質問するチャンスなので、ついでに法王様にCちゃんの息子さんのニキビについて聞いてみた。すると担当が違うそうで、医学書を携えた長老が現れた。長老によると、母親としてのやさしさが足りないという。やさしさとは「そのままでいいんだよ」と言ってあげることなのだそうだ。母親というのは、よく自分の子供を誰かと比べて「●●ちゃんは××してるよ。あなたもやりなさい。」みたいなことを始終言ってしまう。ありのままのその子を否定して、別の人になれと言っているようなものだ。

 長老が言うには、ありのままのその子で良いということを言ってやるのが親のやさしさで、ただそのままを見ていてやることが大事なのだという。「〜になって欲しい」と子に望むのは親ではない。やさしくするのが親ではない。冷たくするのが親ではない。厳しくするのが親ではない。叱るのが親ではない。「そのままでいいんだよ」とただ見ているのが親のあるべき姿だという。

 心理学的な話でいうと、幼児は養育者との間で愛着(アタッチメント)を育む。この愛着が子どもの人間関係の土台となる。子どもは愛着関係の出来上がった養育者を安全基地として、広い世界へ冒険に出る。恐いと感じたり、失敗したりした時は、安全基地に戻ることで「大丈夫」とこころを落ち着けることができる。そうやって子どもはだんだん自分の世界を広げていく。親が「そのままでいいんだよ」と見守ってくれるというのは、この安全基地としての役割を果たすということだ。安全基地としての親が、不安定になった子どものこころを落ち着けず、むしろ逆に叱ったりしてさらに不安定さをあおるのでは、安全基地が安全基地としての役割を果たさない。

「そのままでいいんだよ(2)」に続く。 
Shima * ヒプノセラピー * 18:11 * - * - * pookmark

そのままでいいんだよ(2)

 ニキビについて「おもい おもわれ ふり ふられ」という言葉があるが、Cちゃんの家族の場合は心配がニキビとなって現れるのだそうだ。子が親を心配すると親の顔にニキビができる。親が子を心配すると、子の顔にニキビができる。

 親が子を心配するのは、ありのままの子どもを認めていないから起こることなのだそうだ。子への心配は、親が自分の心の中の恐れを子に投影して見ていることで起こる。だから、対峙すべきは自分の中の恐れであって、子どもをどうこうしようというのは間違っている。親が子に心配を押しつけると、子どもの目に映るものすべてがとがって見える。すべてが自分を傷つける敵に見えてしまうという。親が「そのまま、ありのままのあなたで良い」と、ただ見ていてくれる時、子どもの目に映るものは丸くなる。

 そして長老はCちゃんにガラスの瓶に入った秘薬を渡した。フタを取ってみると、バラの良い香りがするという。Cちゃんはビンの中身を飲み干した。愛のバラは、ひとつひとつの花弁の重なり合いが愛と完璧さを表している。愛は今だけに存在するのではなく、スパイラルにつながっていることをその形で示す。バラの香りは、人の全感覚に超感覚的に働きかけるそうだ。

 私はここでもシンクロに驚いた。「油摂りダイエット」という本を読んでオメガ3脂肪酸の多い油を摂るようししていたのだが、3週間ほど前に買ったエゴマ油にローズ精油を入れたものを毎朝スプーン1杯飲んでいたのだ。Cちゃんの話では、私はそれを飲み始めた時期から「いいじゃん、そのまんまで」という言葉を連発していたらしい。

 長老はまた食物について話した。DHAを多く含む赤身の魚は回遊魚で、自然の海の中を自由に泳ぎ回っているから、本来の地球のエネルギーがたっぷり含まれている。野菜でも肉でも、人の手によって育てられているものより、天然のものの方がより多くの地球のパワーを持っている。

 クマザサ、タンポポ、ドクダミなど、野摘みの野草もそういう意味ですばらしい。ハーブティなどにして摂ると良い。日向に育つものは陽のエネルギー、日陰に育つものは陰のエネルギーを持っているから、両方を使い分けてバランスを取る。食物は摂りたいものを自分で選んで、摂りたいと思った時に食す。この時、自分の本能が美味しいというものを選ぶのがコツだそうだ。本能が食べたいと言っているか、欲が食べたいと言っているのか見分けること。無性に食べたくてしょうがない時は、中毒を起こしている。

 ついでということで、Cちゃんは長老に、甥っ子が扁桃腺を腫らし高熱を出していることについてもきいてみた。すると長老は子どもの母に根深い問題があるという。Cちゃんによると、その母は子どもの耳掃除を毎日毎日、血が出るほどやるものだから、子どもが中耳炎を起こしたことも何度かあるのだそうだ。それが今回の扁桃腺の問題ともつながっている。根本にあるのは、その母親が子どもの頃、親を含めた周囲の人達に関心を持ってもらえなかったことだという。耳掃除をするのは子どもに自分のそばにじっとしていて、自分の話を聞いて欲しいから。子どもが中耳炎を起こすのは、聞きたくないという表れ。扁桃腺が腫れたのは、母親に「イヤだ」と言いたいのに、言わせてもらえないせいだという。

 母親は自分が子どもの頃に「イヤだ」と言いたくても、そばに誰もいてくれず、聞いてもらえなかったというトラウマを持っていた。それで、我が子が「イヤだ」と言うのを受け入れることができない。そこでCちゃんはイメージの中の母親に「イヤだって言ってもいいんだよ」と言ってあげた。すると最初は金切り声をあげて「イヤだ」と叫んでいたが、最後には楽しそうに「イヤだ」と言うようになった。それに伴って、甥っ子の状態が回復していくのが視えたそうだ。すべては自分の問題が投影されたもの、ホ・オポノポノだ。

 甘い食物はこういう時に即効性があるそうだ。Cちゃんは長老の言に従い、今度甥っ子達に会いに行く時は生クリームののったケーキを持っていくことにするそうだ。
Shima * ヒプノセラピー * 17:58 * - * - * pookmark
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