身体化

 いくつもの具体的な体験から共通するものが抽出されて概念が形成され、そこから理論ができあがる。本屋には先達によるさまざまな理論の本が並んでいるし、最新の理論は論文として公開されている。知識としてそれらを取り込むのは簡単だ。しかし、それを日常での実践につなげて活用できるようになるのはなかなか難しい。

 

 理論から日常的な体験へ、抽象 ⇒ 具体という逆方向のプロセスをたどるとき、「腑におちる」体験が必要になる。情報を伝達する脳神経系と身体感覚がつながって「ああ、こういうことか」とわかること。頭で理解しているだけでなく、身体で感じて応じることができる、すなわち知識が身体化されている必要がある。

 

 脳神経系の活性化や身体感覚の鋭敏化が充分になされていないと、身体でそれを再現することが難しい理論もある。不適切な認知によって妨害を受ける場合もある。意識の発達支援をなさっている方や、コーチングをなさっている方たちが、いま盛んにボディ方面からのアプローチを併用するようになってきているのは、そこの部分なのだろう。頭と身体をつなぐところをサポートすることで、具体化を推進して実践へとつなげる。

Shima * 身体 * 10:25 * - * - * pookmark
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