あるエネルギーワークを習ったとき、死ぬ間際の人にヒーリングするときは気をつけろと言われた。先生いわく、死ぬにもエネルギーが必要だそうで、エネルギーワークで死ぬためのエネルギーを補給したことでポックリ逝っちゃうことがあるのだそうだ。そうすると1分1秒でも長く生きて欲しいと願っている家族に「何してくれんねん!」と激怒されてしまったりするんだとか。

 夢で死と生の境を見たことがある。私は小舟に乗って海の上に居た。空は青く高く、水は穏やかに空をうつして、岸辺に停泊しているヨットの真っ白な帆が陸地の鮮やかな緑に映えていた。しばらくすると水の上をするすると滑るようにバスが通りすぎて行った。すると船頭さんが「あれは死んだ人が乗るバスだよ」と言った。世界はあまりにも完璧で静かで美しく、もうこれ以上何も望むことはないと感じた。もうこれ以上望むことがない、つまりポジティブな絶望を体験した瞬間だった。絶望には望んでももう無駄だと観念して望みを絶つネガティブな絶望と、完全に満たされてこれ以上望むことがないから望みがなくなるポジティブな絶望の2種類がある。そして、私たちがグロスボディ(肉体)を離れて死ぬには絶望する必要があるのだ。

 死に際して、ネガティブな絶望とかかわるのが痛み・苦しみのエネルギーで「ダメだ。この肉体で生きていくのはもう無理だ」と絶望して体を離れる。ポジティブな絶望とかかわるのが愛情のエネルギーで「完全に満たされた。これ以上何も望むことも、思い残すこともない」と絶望して体を離れる。死んでグロスボディを離れると人の意識はサトルボディに周波数として保存されて、コーザルの世界をただようが、死の直前のサトルボディのエネルギー状態は次の転生でどこに行くかに大きく影響する。ヒーリングのエネルギーは基本的にはピュアな愛のエネルギーなので、それを使って周波数をあげて旅立っていく方がオススメだ。

 うちのニケちゃんというネコは3年前に20歳で亡くなったのだけど、あの世への上り電車が天国に到着して、折り返して下り電車になるまでの短い時間にちゃっかり新しい体をゲットして、速攻でうちに帰ってきた。霊能力者のCちゃんは、新しい体になって戻ってきた子猫のニケちゃんを初めて見たとき、中身の魂が故ニケちゃんであるのを見抜いて「ホントにニケちゃんだ〜。よく戻って来れたね」と驚いていた。故ニケちゃんが亡くなる時、魂が肉体を離れる間際までずっと頭に手を触れてヒーリングを続けていたのだが、新しいニケちゃんは寝起きで半分寝ぼけているとき、私の所にやってきて左手に頭をぐいぐい押し付けてエネルギーをもらう。おぼろげにあの時のことを覚えているのかなと思う。


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